プリザーブドフラワーと生花は何が違うの?ギフトに選ぶのはどっち?

こんにちは、まろです。
最近「プリザーブドフラワー」(以下プリザ)がとても流行っています。
花屋さんでも売り場に占める面積がだんだん増えて行っている気がします。
確かに見た目が可愛いし、おしゃれだし、花のギフトとしては申し分ありません。
じゃあ一体、プリザと生花は何が一体違うの?
と聞かれると、「う・・・」ってなってしまいますよね。
違い、分ります?
いやいや、僕も分りませんから聞かないでください!!
僕の知っていることは、「プリザは生花から作られている」
「生花とは本物の生の花」ぐらいでしょうか(笑)
今回はそんな、分かっているようで分からない「プリザ」と「生花」の違いをお伝えしていきます。
この記事を読み終えた頃には、「そうか、プリザと生花はこんなにも違いがあるのか!」と納得していただけると思います。
それでは行きます。
目次
プリザと生花の違い1.「プリザとは?生花とは?」
生花
「生花」とはもちろん本物の生の花の事を言います。
一輪挿しやアレンジに花束、ウエディングブーケを作るにしても特別感があり、生のお花を使う贅沢感も感じる事が出来ます。
プリザーブドフラワー
ヨーロッパ発祥のプリザーブドフラワー。
生のお花を特殊加工して、生花のような質感をのこして枯れにくい花がプリザです。
「preserved flower」の文字通り、保存が出来て長く楽しむことが出来ます。
フラワーギフトやインテリアフラワーとしてとても人気があります。
気をつけたいのは、特殊加工で着色してあるので、服などの衣類に色が移る事があります。
ウエディングドレスや余所行きの服の時は気をつけましょう。
プリザと生花の違い2. 「見た目」
生花
水気のある光沢感があり、とても明るく華やか。
花びら一枚一枚まで瑞々しく、観るものを惹きつける魅力がある。
プリザ
本物の生花そっくりに加工されていて、質感もかなり生花に近づいています。
生花ほどの瑞々しい感じは少ないが、その分高級感のある色合いや質感が特徴。
ただ茎が短いので、そのままでは、大きなアレンジは苦手です。
プリザ用のステム(茎)も販売されていますが、基本的に茎が短い分、商品としては少し小ぶりになります。
プリザと生花の違い3.「開花期間」
生花
季節や管理方法にもよりますが、1~2週間ぐらいが一般的です。
つぼみから花が開いていく様子がとても綺麗。
バラや百合なら、花が咲き開いてから1週間近く咲いている品種もあります。
プリザ
こちらも管理次第ですが、まず3年以上は持つと言われています。
例えばプリザでウエディングの前撮り用のブーケを作ると、作り直しなしで本番の結婚式、披露宴にも使う事が出来ますよ。
本当にプリザは長期間花を楽しむことが出来ます。
プリザと生花の違い4.「種類」
生花
バラやカーネーション、百合だけでも何十~何百種もあります。
色も咲き方の種類もとても豊富です。
自然のものなので、その季節だけしか手に入らない花材もあります。
それが良いとろこでもありますが・・・。
プリザ
10年前ぐらいの出始めと比べて、花の種類や色も随分と増えました。
バラに百合、チューリップやカーネーション、ガーベラ、アジサイ、カラーにグリーン類など、毎年毎年新し花がプリザーブドフラワーとして登場しています。
また、プリザは人工的に色をつけます。
濃いグリーンや深いブルーなど、生花にはない色も販売されています。
更に「加工品」の為、季節で手に入ったり入らなかったりが少なく、通年同じ花や同じ品種が手に入ります。
例えば冬場にアジサイやチューリップのブーケも作れるわけです。
これはとても便利ですよね!
プリザと生花の違い5.「香り」
生花
バラやユリなど、自然の花の持つ優しい香りが心を和ませてくれますよね。
生のお花独特の高級感は、こういう香りからも感じるのかもしれません。
プリザ
もともとは生花から作られていますが、加工される段階で香りは全くしなくなります。
しかし最近では、香りづけされているプリザも発売されているとか。
より本物に近づいていますね。
プリザと生花の違い6.「お手入れ」
生花
生のお花ですから、まず「水」が必要です。
水が減ったら足して、水が汚れたら入れ替えて、などまめな管理が必要です。
室内でも風が当たらない場所に置いたり、花が終わってきたら掃除したりと手をかけてあげないと長くは咲いてくれません。
アレンジを長く楽しむためには「フラワーアレンジを長く楽しむ為に気をつけたい、たった3つの事!」をご覧くださいね。
きっと花持ちがかわりますよ。
花束にはこういった「花束を長く楽しむのはこんなに簡単だった!3つ事だけ気をつけよう!」の管理しだいで観賞期間が驚くほど伸びてくれます。
ぜひ参考にしてみて下さい。
プリザ
生花との一番の違いは「水がいらない」事です。
正確には、水をあげてはいけません、ですが。
プリザは湿気をとても嫌います。
長時間じめじめした環境だと花びらにカビが発生する事があります。
だから水を与える必要がありません。
そのままケースに入れて、シリカゲルのような乾燥剤を入れておくと夏場の湿気も安心です。
あと苦手なのが直射日光です。
直射日光にずっと当たっていると、色があせたり変色したりする事があります。
レース越しの光も避けて、室内の明るい場所に置いて楽しみましょう。
プリザと生花の違い7.「花粉」
生花
やはり生の花なので花粉がつくものもあります。
百合やトルコ桔梗、グロリオサにミモザなど、花のしべや花自身から花粉がでます。
衣服についたりすると取れにくいので、花粉が出そうな花を触る時は気をつけましょう。
また花粉によるアレルギーも敏感な方は注意が必要です。
プリザ
先ほど「香り」のところでもふれましたが、特殊加工する段階で香りも花粉も全く出なくなります。
病院に入院されている方のお見舞いや、アレルギーが心配な方へもギフトとして贈れます。
プリザと生花の違い8.「価格」
生花と比べると、プリザの方が価格は若干高めになります。
バラで比べると、プリザのバラ一輪で生花のバラが2本ぐらい買えます。
商品のボリューム的にも生花と比べてプリザの方が小ぶりになる事が多いですね。
その分高級感を出して作ってあったり、ケースに入っていたりしてとてもオシャレです。
プリザの方が高価としても、長い目で見れば3年以上は持ちます。
結局はお買い得なのかな、と思う事もあります。
こればかりは好みも考え方もありますが。
まとめ

出典:アペルより
いかがでしたでしょうか。
これでプリザと生花の違いを分かってもらえたかと思います。
どちらが良くてどちらかがダメ、という事はないと思います。
相手の好みや贈る先の場所の事を考えてみて、喜んでもらえる方を選べば良いのではないでしょうか。
生のお花が喜んでくれる方なら生花を、ちょっと病院まで持っていくのでという時はプリザを贈る。
「相手に合わせて贈る」
賢く使い分ければどちらも素敵な贈り物になりますね!
今日もありがとうございました。