こんにちは、まろです。
みなさんは、「サルバトール・ムンディ」って知っていますか?
レオナルド・ダ・ヴィンチによる作品で「男性版モナリザ」とも呼ばれている、とても神秘的な印象の作品です。
今回はこの「サルバトール・ムンディ」が市場最高額で落札されたの受け、皆さんにぜひ紹介してみようと思いました。
- どんな作品?
- 誰が落札したの?
- 本物なの?
など、気になったことを紹介していきますね。
これであなたもダ・ヴィンチ通!?
それでは行きます!
「サルバトール・ムンディ」って何?
イタリア・ルネサンス期の巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチの手による作品。
「救世主」という副題がつくようにイエス・キリストを描いた肖像画で、「男性版モナリザ」と呼ばれています。
それだけでこの作品の「格」が高まりますね。
1500年頃に制作され、17世紀にはイギリス王室(当時はチャールズ1世)が所有した後、長期にわたり行方不明になっていました。
その後、1900年代に発見されオークションにかけられましたが、その時は複製品とされ45ポンド(約6800円)という金額で落札されました。
結局、修復を経てダ・ヴィンチの真筆と鑑定され、2011年にロンドンのナショナルギャラリーにて世界で初めて展示公開され大変話題になりました。
その後、アラブ首長国連邦:アブダビに開館した美術館ルーブル・アブダビが『サルバトール・ムンディ』の公開予定を発表しました。
「サルバトール・ムンディ」を落札したのは誰?
2017年11月に「サルバトール・ムンディ」を落札したのは、サウジアラビアのムハンマド・サルマン皇太子である、とアメリカのウォール・ストリート・ジャーナル紙が発表しました。
ムハンマド皇太子はサウジアラビアの国防相を務め、脱石油産業を掲げる経済政策を進める王族の中でも主要人物だと言われています。
落札額はなんと4億5030万ドル(約510億円)!
どれぐらい凄いものなのか、もう想像も出来ませんね。
この落札額は、2018年現在では史上最高額として記録されています。
そして、この作品は、美術市場に出てきたレオナルド・ダ・ヴィンチ最後の作品という意味を込めて「ラスト・ダ・ヴィンチ」と呼ばれ、この落札は世界中で大きなニュースになりました。
さすがは石油の国の皇子様ですね。
「サルバトール・ムンディ」は本物?
最初にオークションに出品された時は、わずか45ポンド(約6800円)。
それが時を経てなんと4億5030万ドル(約510億円)!!
「ダ・ヴィンチ」作か違うのか、それだけでこの違いです。
これが「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の価値なんでしょうね!
もともとこの作品にはダ・ヴィンチの署名すらありませんでした。
それがなぜこのようにダ・ヴィンチの作品として世に出てきたのか。
さまざまな科学実験が行われていますが、実ははっきりとは分かっていません。
修復技術の向上などで、いつかは解明されるかもしれません。
しかし、ダ・ヴィンチの作品がまだこの世にある、と想像しただけでも胸が高鳴りませんか!?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「サルバトール・ムンディ」が本当にダ・ヴィンチの作品なのか?
はっきり分かる日がくるのでしょうか。
その時は来て欲しい様な来て欲しくないような、そんな複雑な気持ちです。
一度はこの目でしっかりと本物を観てみたいですね。
今日も最後までありがとうございました。