こんにちは、まろです。
皆さんは人工肉って食べたことありますか?
ちなみに僕はありません(笑)
欧米ではかなり定着しており、その食感や味は人工で作られた感じはまったくないそうです。
食糧問題や環境面で世界的にとても注目されていて、日本にも近く輸入され定着していくだろうと言われています。
今回は、近い将来に日本の食卓の上に並ぶであろう「人工肉」について紹介していきますね。
それでは行きます!
人工肉がなぜ注目されているの?
人口問題により「注目せざる得なくなった」、と言う方が正しいです。
2050年には現在の76億人から3割増の98億人に、2100年には112億人にまで増加されるといわれている世界人口。
これだけの「口と胃袋」を満たしていくには、今の食糧生産のシステムでは難しいだろうと言われています。
また、健康食品、ダイエット食としても注目されています。
「大好きな肉は食べたい!でも太りたくない!ベジタリアンにもなりたくない!」といった健康志向な人たちからの指示を多く集めています。
考えてみてください。
栄養価やカロリーも過多にならないように「計算されて」作られているんですよ。
食べ過ぎても太りにくい!
凄くないですか!
将来は食べるだけで健康になれるダイエット食品みたいな食材も「作られる」かもしれませんよね。
そうした需要からビジネスとして企業やベンチャー、投資家達からも熱い視線をおくられているのが「人工肉」。
世界全体では前年比16%拡大、2027年には数十億ドルの成長が見込めると言われています。
つまり「ビジネス」としても「とても美味しい旨味」があるのでしょう。
人工肉にはどんな商品があるの?
クォーン(イギリス)
製造元はマーロウ・フーズ社。
ヨーロッパで30年以上前から人工肉として販売されています。
肉に良く似た食感がとても人気で、ビーガン(完全菜食主義者)やベジタリアン(菜食主義者)にとても好評。
英ガーディアン紙の調べでは、人工肉市場はとても順調に拡大しています。
クォ-ンの2017年の前年度成長率はヨーロッパ 27%、アメリカ 36%と確実に伸びています。
インポッシブル・バーガー(アメリカ)
アメリカ全土で販売されており、その質感、肉感は「クォーン以上」と言われている。
見た目は高級バーガー。
噛めば肉汁がじわっと染み出てきて、人工肉と言われなければ誰も気づかない人気のバーガーです。
開発したのは、何とシリコンバレーにあるベンチャー企業「インポッシブル・フーズ」。
なんとあのマイクロソフト創業者「ビル・ゲイツ氏」も資金提供して注目されています。
ビヨンドミート(アメリカ)
アメリカの大手スーパー「セーフウェ-」などに植物から作ったバーガーやチキンを提供している。
このビヨンドミーには、ビル・ゲイツ氏の他、俳優のレオナルド・ディカプリオ氏も出資しており大変話題になりました。
更にその食感があまりに「本物らしい」という事で、畜産の業界団体からアメリカ農務省に「ビーフ」や「肉」の表示をしないようにと陳情があった程。
そんなに「本物の肉らしい」なのか、と驚くと同時に、畜産関係者からすると、あまり笑えない話ですね。
人工肉は環境にはいいの?
人工肉が注目されている背景には環境問題があります。
実は家畜の飼育やその餌となる飼料の栽培には、地球上の陸地の約45%に水資源の2割以上を必要としています。
そのままの割合で人口100憶人分の食料はまかなえません。
今後はバイオテクノロジーの研究が進み、例えば家畜牛のたった一つの細胞からでも食料となる「肉」を作る研究が進んでいます。
そうした研究が進めば、家畜を殺傷することなく、畜産場所も広げず食料となる「肉」だけ作り出すこともできます。
人口肉を展開するインポッシブル・フーズの調査では、同社の生産環境下では牛肉の20分の1の土地面積と4分の1の水で生産が進んでいるとの事。
これは生産環境面でも、とても優れていいますよね。
しかし、どこまで技術が進んで行くのか。
怖い気もしますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
未来の人類の為に作られている人工肉。
食べてみると、誰もが言われなければ分からない、と言います。
だったら環境の事も考えて人工肉でも構わないのでは?と思ったりもします。
そう遠く無い未来、子供たちにとって人工肉が「本物の肉」となる日も近いかもしれませんね。
今日も最後までありがとうございました。