こんにちは、まろです。
2018年10月、テレビ朝日の秋ドラマとして「あなたには渡さない 」の放送が始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=XT2jIhB1a0w
主演には木村佳乃さん、水野美紀さん、田中哲司さん、萩原聖人さんが抜擢されており、”本妻”と”夫の愛人”が繰り広げる40代男女のドロドロの愛憎サスペンスドラマとして注目されています。
もうこの紹介だけでドラマの内容の”ドロドロ感”が伝わりますよね。
“ドロドロの愛憎サスペンスドラマ”って一体なんでしょうか。(笑)
原作は連城三紀彦「隠れ菊」
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隠れ菊(上) (集英社文庫) [ 連城三紀彦 ] |
こちらの原作を現代版にリメイクしたのが今度のドラマとなります。
良かったら読んでみて下さいね。
放送日の予定は
- 放送日:2018年10月~
- 曜日:土曜日
- 時間:23:35~
からスタートとなっています。
今回はそんな秋ドラマ『あなたには渡さない 』の「ネタバレ」「原作の感想」について詳しく紹介していきます。
それではいきます。
「あなたには渡さない」のネタバレ注意!
「あなたには渡さない」は過去に過去に2度も制作されています。
それだけ人気のある作品だったと言うことですね。
過去の作品とネタバレを紹介します。
まずは過去の作品です。
「ゆずれない夜」(1996年)
- 立石(上島)通子 役-賀来千香子
- 上島旬平 役-神田正輝
- 矢萩多衣 役-工藤静香
- 矢場耕一 役-松岡昌宏
- 笠井芯太郎 役-中谷彰宏
となっています。
う~ん、賀来千香子さんと工藤静香さんのドロドロ愛憎劇は、それはそれで見応えがありそうですよね。
賀来千香子さんの芯の強さと、工藤静香さんの悪女っぷりが見応えありそうです。
ちなみに主題歌を担当した工藤静香さんの曲「激情」が歴代8位の大ヒットとなりました。
「隠れ菊」(2016年)
- 立石(上島)通子 役-観月ありさ
- 上島旬平 役-前川泰之
- 矢萩多衣 役-緒川たまき
- 矢場耕一 役-松岡昌宏
- 笠井芯太郎 役-筒井道隆
となっています。
観月ありささんの清潔感のあるキャラと、緒川たまきさんの上品な悪女。
ちょと品の良い愛憎劇になりそうですね。
でもどちらも着物が似合ってきれいですね。
「あなたには渡さない」 (2018年)
今回のキャストは
- 立石(上島)通子 役-木村佳乃
- 上島旬平 役-萩原聖人
- 矢萩多衣 役-水野美紀
- 笠井芯太郎 役-田中哲司
今度は木村佳乃さんと、水野美紀さんとの女の闘いですね。
キャスティング的にもぴったりで、よりサスペンス色の強い感じになりそうです。
「あなたには渡さない」のネタバレ
原作「隠れ菊」を調べてみます。
ツイッタ―での紹介です。
連城三紀彦「隠れ菊」読了。恋愛に始まり商売と取引、連城お得意の嘘とハッタリの応酬を経て家族小説と収まる長編。
— 天川 (@mwGalaxy626) September 26, 2014
https://twitter.com/timebombbaby/status/473032517616816129?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E473032517616816129&ref_url=http%3A%2F%2Fmasapanland.wp-x.jp%2F12267.html
隠れ菊(下)
六年は十七年にかなわなかった。
やっぱり家に帰っていくんだ。
いいなあ。頁を捲るのが待ち遠しいほど。
先が怖くて頁を捲るのを躊躇うほど。
素敵な小説でした。
でも抱く思いはその時時の私の思いで違って来る。— あめふりくまきち (@amefurikumakiti) February 4, 2014
連城三紀彦の『隠れ菊』を読んでるけど、なんかこれほどまでに作品を構成するあらゆるものから「昭和」という匂いしかしない小説も珍しい
— 浅木原忍@秋例大祭こ28ab (@asagihara_s) October 16, 2013
原作では、通子は多衣から夫を奪う憎い女のはずですが、時には旬平を想う通子の考えに共感したり、でもその後また裏切ったりと、人間関係がどんどん変わっていくのが「隠れ菊」の特徴。
どんでん返しが続く展開ながら、最後には綺麗にまとまる。
これが本当にすごいです。
ぜひドラマを楽しみにしてください。
「あなたには渡さない」の原作の感想は?
原作「隠れ菊」の感想を紹介します。
キクにも旬平にも都合のいい女扱いされ続けた多衣という女性の哀しさ、倒産のゴタゴタに便乗して一か八かの賭けに出なければならなかった女性の焦りが原作ではよくわかります。
ドラマのように気取った厚かましいだけの女性ではあるません。
通子も旦那の愛人に言いたい放題されて黙っているドラマのようなボンヤリした女性ではありません。
時に多衣を叱咤する強さを持ち機知に富んだ肝の座ったかっこいい女性です。
魅力的な二人を原作を読んで感じて欲しいと願います。
本妻と愛人の立ち位置が替わり、亭主をやったり取ったりする所は、現実離れしています。
しかしその旬平が愛情を持て余している暗さが、この作品のキモではないでしょうか。
一人で店の看板を守り、仕事に埋没する。 セリフの少ない事や女将さんとの会話があまり無いのも、不器用で寂しい男を演出しているからだと思いました。
「カウンター10席、4人掛け4つ、奥に小上がり、二階に懐石のお座敷」これを板前一人で切り盛りすることは、実際には出来ません。
愛憎劇になりかねない内容を支えていたのは、2人の女優の美しい日本語の切り替えしではなかったでしょうか。
残債や資本投資や営業権などのリアリティは、枝葉の味付けに過ぎません。
「見えている所だけで、判断しないで」と言う娘とキクの菊の帯が、「隠れ菊」の韻を踏んでいる様に感じました。
最後まで見て、原作を読みたくなりました。 悪くないドラマだと、思いました。
時々読み返す本。
どんでん返しも多用すると、読み手が登場人物の台詞を素直に受け取れなくなってしまうもんだなと思った。
旦那の隠し事の多さと、聞かれたことに答えない難しい性格が面倒臭くて復縁する通子に共感出来なかった
単なる愛憎話かと思いきや、くるくる変わる人間関係に、振り回されっぱなし。
次々と暴かれる真実や事件に驚かされて、暗い内容にもかかわらず、感想は面白かった!
最後の電話は笹井の死を知らせる電話?出産や秋葉さんの死亡の電話ではないように思うのですが⁉︎
ただ「愛憎劇」と一言では片付けられないほどの読み応えのあるストーリーでした。
一人の主婦として家事育児に追われてきた主人公が、義母の死から一転、多くの波乱に巻き込まれる。
巻き込まれながら、巻き起こす…。
たくさんの岐路に立ち、迷い、決断し、そんな女性のたった数年間が、とても綺麗な文章で描かれていました。
この作家さんの作品をいろいろ読んでみたいです
男女の愛憎劇を描いた小説は嫌いなのだが、連城さんの手にかかるとサクサク読める。
なんか凄かった。いろいろな意味合いで。
「この先の物語はご自由に…」。
結末はまだ先。
長い長いお話で得られたたくさんの情報。
複雑な人間関係や各々の気質を考慮すると、今後の展開はまだまだ自由に想像できそう。
ハッピーエンドでもバッドエンドでもない、これからも続く終わりのない勝ち負けの物語なのかしら。
私にはわからない世界のよう。
文章の美しさには唸りました。
ドラマを観てたので、三角関係プラス細腕繁盛記みたいかと思ってたら、想像以上に女のドロドロが描かれていました。
妻と愛人でやたら、勝敗に拘っていたけれど、男を争う戦いでなく、犠牲を競う戦いだったとは…。
私には理解出来ません。
夫婦喧嘩に、家族、子供、従業員、愛人の元夫夫婦を巻き込むなんて、どれだけ羞恥心が無いのか。
唯一、登場人物で、友人になれそうなのは、笠井建設の渡辺さんでしょうかね。
壮大な夫婦喧嘩に振り回される店の従業員が1番不憫。
気持ちは妻にあるのに愛人と入籍しちゃう旬平に呆れ、こんな男の愛人を6年もやってる女に呆れ、品物みたいに夫を取り引きする妻の強さに笑うしかなかった。
なんだかんだで夫からも笠井さんからも愛されてるヒロイン通子のモテぶりが羨ましくもあった。
一部ですが感想の紹介です。
やはり男女のドロドロした人間関係を、卓越した文章でキレよく読ます、というところが連城三紀彦さんの文筆力のすごいところでしょうか。
今回のドラマはどんな描き方になるのか。
楽しみですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「あなたには渡さないのネタバレや原作の感想がかなりヤバい!」について詳しく紹介しました。
40代男女の愛憎劇って、本当に怖そうです。
実際ありそうで。
2018年の秋ドラマについては、こちらもご覧くださいね。
有名な俳優さんだけでなく、今後ブレイクしそうな若手の俳優さんを見つけるのも楽しいですよ。
◆◇◆2018年秋ドラマはも要チェック!◆◇◆
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
連城三紀彦原作「隠れ菊」はこちらからどうぞ
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こちらの原作を現代版にリメイクしたのが今度のドラマ「あなたには渡さない」となります。
良かったら読んでみて下さいね。